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「がん」はなぜできるのか

今日は満月🌕

こなみさんからの、ご紹介です。

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「がん」はなぜできるのか

久しぶりの本の紹介です。今年の6月に国立がん研究センターから発行された本で

「がん」がいかに複雑で難しい病気であるか理解が深まります。

そして、現在どこまで研究が進み、これからどのような薬や治療が開発されるのか、

また予防ができるか等の進展の一端を知ることができます。

専門的で難しいですが、文章を補う図解に助けられて読み進めていくことができます。

第1章   がんとは何か?

第2章   どうして生じるのか

第3章   がんがしぶとく生き残る術

第4章   がんと老化の複雑な関係

第5章   再発と転移

第6章   がんを見つける、見極める

第7章   予防できるのか

第8章   ゲノムが拓く新しいがん医療

第1章では、がんが細胞の営みに基づいた生物学観点から説明されており、

がんと向き合う必要が出てきた時に力になると書かれています。

まず知っておくべき内容でしょう。

第2章では、がんの発生がどんな要因で引き起こされるか(がん遺伝子や

がん抑制遺伝子の変異化学物質、放射線、細菌、ウィルス、寄生虫)についての解説。

さらに現在ゲノム解析によりがん研究が新たな時代に入っていることを知ることができます。

第3章では、がんと免疫について詳しく説明されており、がんが免疫の仕組みを

かいくぐって生き延びる巧妙な戦術が明らかにされていきます。

そして、これまで免疫療法と言われた第一世代~第三世代の免疫療法と

オプジーボに代表される第四世代の免疫療法との違いやその可能性に言及されていて

興味深い内容となっています。

ここまでに紙数の半分が費やされています。

第5章は、がん患者としてはどうしても気になる再発と転移について最新の知見が

書かれています。

第6章にーがん細胞のおしゃべり”miRNA”に耳を傾けるーという項目があります。

ずーっと難しい内容だと思いながら読み進めていて、唯一ふっと笑ってしまった箇所です。

今この瞬間にもがん細胞がいろいろ悪だくみの相談をしている場面を想像してしまい、

思わず自分の身体に耳をそばだててしまいました。

第8章は、最新の基礎研究に基づいてできた新しい治療薬の紹介と日本でもゲノム医療が

スタートしたという内容です。米国などには遅れていますが、日本でも今後に期待できる

環境が整いつつあることがわかります。

この本を読むと私たちの身体の中で一つ一つの細胞がいかに複雑に働いて私たちを支えて

生かしてくれているのか。その不思議さ神秘さに驚かされます。

いつものように

がんカフェに置いてありますので、手に取ってみてください。

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