大西秀樹先生ちいさな勉強会
平成最後のがんカフェちいさな勉強会は
埼玉医科大学国際医療センター
精神腫瘍科
教授 大西秀樹先生
「がんと上手に付き合うために必要な心の持ち方」
がんと告知を受けても最後まで生き、
いかに病気と向き合うか
「私たちは問われている存在」だということを、厳しい状況も含めて、とても分かりやすくお話ししてくださいました。
「100人のがん患者さんのうち、精神疾患の患者さんは何人いるでしょうか?」
この質問の答えは、50人。
病気に限らず悪い知らせを受けとると、2週間くらいで気持ちが戻れる場合と戻れない場合がある。
患者さんの家族は第二の患者
・家族が健康とは限らない
・精神うつ10%~50%
・不眠
・本人と家族の失業
遺族ケアについて
・かけられた言葉で、つらい思いをしてしまう
・有害援助と有用援助(AERA3/25日号参照)
末期に穏やかでいられる方
・身体的な痛みがない(薬の有効活用)
・精神的な辛さがない(メンタルケア)
・家族の支え
☆気持ちを保てる方とそうでない方について
PTG(心的外傷後の成長)とは❓
PTSD(心的外傷後のストレス障害)の後、その体験を通して成長・再生すること
治療で大切なのは、
話を聴く(聴いてあげるのではない)
→問題点を理解
→一緒に考えていく
→必要であれば、少ない薬で治療
そして、継続的な援助が大切。
「次回またお話ししましょう」
「またお会いしましょう」
次につなげる言葉かけだそうです。
大西先生、ご参加くださった皆さま
ありがとうございました。
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次回は
5月26日(日)
14:00~16:00
がん・感染症センター都立駒込病院
心理療法士 栗原幸江先生
「ストレスの波を上手に泳ぐコツ」
会費:2.000円
定員20名
ご予約をお願いいたします。